こんにちは!キュービクル119番です!
今回の記事では、キュービクル工事、高圧受電に関する「保工分離の原則」についてご説明します!
「保工分離の原則」とは・・・電気保安管理において電気事業法や電気設備技術基準などの法令に基づいて保守業務と工事業務を分離することを指します。
なぜ保工分離が必要なのか?
- 安全性の確保: 保守点検を行う者が工事も担当してしまうと、工事の不備を見逃してしまう可能性があります。保工分離によって、保守点検の担当者が客観的な立場で工事の品質をチェックすることで、電気設備の安全性をより高めることができます。
- チェック体制の強化: 保工分離により、保守担当者と工事担当者が互いにチェックし合う体制が構築できます。これは、不正やミスを防止し、より高いレベルでの安全確保につながります。
- 専門性の向上: 保守と工事はそれぞれ専門的な知識や技術が求められます。保工分離によって、それぞれの担当者が専門性を高めることができ、より質の高い業務遂行が可能になります。
- 責任の明確化: 保守と工事を分離することで、それぞれの担当者の責任範囲が明確になります。何か問題が発生した場合でも、迅速な原因究明と対応が可能になります。
具体的な例でいうと、
- 電気設備の定期点検は保守会社に委託し、設備の改修工事は別の工事会社に発注する。
- 自社で保守と工事の両方を行う場合でも、担当者を明確に分けて、互いにチェックする体制を構築する。
保工分離のメリット
- 電気設備の安全性向上
- 事故発生リスクの低減
- 保守・工事の品質向上
- 効率的な業務遂行
- コンプライアンスの強化
保工分離の注意点
- 保守担当者と工事担当者の間で、情報共有を密に行う必要性
- それぞれの担当者の責任範囲を明確に定めておく点
- 必要に応じて、第三者によるチェック体制の導入
保工分離は、電気設備の安全確保に不可欠な原則になります!
私たちは保守を行う保安法人様の指摘を受けた高圧受電設備、キュービクルの工事を行う専門家です。
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