電気って、私たちの生活に欠かせないものですよね。でも、電気を使う以上、停電や感電のリスクは常に付きまといます。
そんなリスクから私たちを守ってくれる、縁の下の力持ちがいることをご存知ですか?
それが、**PAS(気中負荷開閉器)**です!
今回は、このPASについて詳しく解説していきます。
PASの役割
PASは、電柱の上などにある、ちょっと大きめの箱のようなものです。
その役割は、ずばり電気の安全を守ること!
電気系統でトラブルが発生すると、PASが自動的に電気を遮断し、被害を最小限に食い止めてくれます。
例えば、雷が落ちて電線がショートしたり、工事で誤って電線を切断してしまったりした場合でも、PASがすぐに反応して電気を止めてくれるので、大規模な停電や火災を防ぐことができるんです。
PASの仕組み
PASの中には、電流を遮断するための装置や、事故を検知するためのセンサーなどが入っています。
これらの装置が連携して、常に電気系統を監視し、異常があれば瞬時に電気を遮断する仕組みになっています。
PASの種類
PASには、いくつかの種類があります。
GR付PAS: 地絡事故を検知して電気を遮断するタイプ
方向性PAS: 事故電流の方向を検知して、必要な範囲だけを遮断するタイプ
ガス遮断器: SF6ガスなどの絶縁ガスを使って電気を遮断するタイプ
このように、PASは設置場所や用途に合わせて、様々な種類が用意されているんです。
PASのメンテナンス
PASは、屋外に設置されているため、雨風や紫外線にさらされ、劣化しやすいという特徴があります。
そのため、定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。
電力会社や電気工事会社が、絶縁状態の確認や動作試験などを行い、PASが正常に機能するよう維持管理を行っています。
まとめ
今回は、電気の安全を守るPASについて解説しました。
高圧受電工事におけるPASの役割は非常に重要です!
キュービクル工事とPAS工事は切っても切り離せないので、
ぜひキュービクル119番にセットでご相談ください!